書き物をする修道士の後ろに、柱と赤いカーテンが広がります。祈る姿だけでなく、机に向かう暮らしの中にも、スルバランは修道院の理想を描いていました。
何が描かれているか
白と茶の修道服を着た人物が、机に向かって座っています。片手を紙の上に置き、顔をこちらへ向けています。机には本や筆記具、どくろや砂時計も並び、奥の建物の前には小さな人々が見えます。上から大きな赤いカーテンが垂れています。
作品の見どころ
机を覆う赤い布と、背景のカーテンの色が響き合います。修道服の白は、その間で明るく浮かびます。部屋の柱や机の上の物がしっかり描かれているため、人物が一つの生活の場所にいることを感じられます。
制作背景
グアダルーペの修道院の聖具室にある、修道士たちを描いた連作の一枚です。修道院の解説は、この人物に、自分の部屋で心を落ち着け修養する姿を読んでいます。聖人の奇跡だけでなく、日々の学びや過ごし方も、若い修道士が学ぶための絵になっていたのです。
出典・画像について
画像:Francisco de Zurbarán《修道士ゴンサロ・デ・イリェスカス》/修道士ゴンサロ・デ・イリェスカス — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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