1631年頃
33歳頃

聖トマス・アクィナスの栄光

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
Apoteosis de santo Tomás de Aquino / セビーリャ美術館
人々が集まる下の段から、雲の上へ目を上げてみてください。高さ約4.9メートルの大作は、一人の聖人を中心に、地上の学校と天上の世界をつないでいます。

何が描かれているか

中央の雲の上に立つのが、神学者トマス・アクィナスです。周囲には本を持つ教会の学者たち。さらに上にはキリストや聖母らが現れ、下には黒と白の修道服の人々や皇帝の一団がひざまずいています。

作品の見どころ

下の段の中央には、文書と学位を示す帽子が置かれています。その真上にトマスが来るため、地上の学問と天上の知恵が一本の縦の線で結ばれます。人が大勢いても、段を一つずつ見れば構成を追えます。

制作背景

セビーリャのサント・トマス学院の創設を記念するために依頼されました。下の左には創設者ディエゴ・デ・デサ、右には皇帝カール5世が描かれています。修道院しゅうどういんのための絵には、祈りだけでなく、学校の来歴や支援者を示す役目もあったのです。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
セビーリャ美術館

出典・画像について

出典:セビーリャ美術館 作品紹介(2026-10-17 確認)
画像:Francisco de Zurbarán《聖トマス・アクィナスの栄光》/聖トマス・アクィナスの栄光 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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