1650年頃
52歳頃

壺つぼのある静物

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
Bodegón con cacharros / プラド美術館(マドリード)
四つの器を横に並べると、形と光の違いだけで絵になります。取っ手のある白い壺、赤茶色の細い壺、金属の杯。物の間に残された暗い隙間にも目を向けてみてください。

何が描かれているか

木の台の上に、金属の杯と三つの陶器が並んでいます。両端には皿があり、中央寄りの二つの壺は台に直接置かれています。奥の背景には、場所を説明するものがありません。

作品の見どころ

左の杯は小さな反射で輝き、白い壺は丸み全体に光が広がっています。赤茶色の壺は細い首と丸い胴がよく見えます。素材も大きさも違うものを、重ねず横に並べたことで、それぞれの個性が引き立っています。

制作背景

ほぼ同じ配置の別の作品が、カタルーニャ美術館にもあります。同館の2025年の展覧会資料は、両方を1650年頃として比較しています。ここで掲載しているのはプラド美術館の作品です。よく似た別版を区別したうえで、器の輪郭りんかくや間隔を楽しめます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
プラド美術館(マドリード)
目録番号
P002803
掲載する版
プラド美術館の作品。カタルーニャ美術館所蔵の類似作品とは別です。

出典・画像について

画像:Francisco de Zurbarán《壺のある静物》/壺のある静物 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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