聖母子と幼い洗礼者ヨハネ
画家 フランシスコ・デ・スルバラン →Virgin and Child with the Infant Saint John the Baptist / サンディエゴ美術館
幼いヨハネが近づき、キリストが母のひざからそちらへ体を向けています。晩年のスルバランは、こうした小さな身ぶりを、暖かい色と柔らかな光で包みました。
何が描かれているか
マリアが幼いキリストをひざに抱き、右から近づく幼い洗礼者ヨハネへ顔を向けています。頭上には布が掛かり、そばの台には果物。人物同士の手や視線が、近い距離で交わっています。
作品の見どころ
マリアの赤い衣、ひざの青い布、明るい肌の色が、強くぶつからずにつながっています。《聖セラピオン》の深い影と白い服を思い出すと、光の境目の柔らかさがいっそうよく分かります。
制作背景
1658年の署名と年記がある、マドリード移住後の作品です。サンディエゴ美術館は、晩年の画家が暖かい色彩と柔らかな光を使い、個人の祈りのための親しい場面へ向かったことを説明しています。大きな修道院の絵とは違う近さを味わえます。
出典・画像について
画像:Francisco de Zurbarán《聖母子と幼い洗礼者ヨハネ》/聖母子と幼い洗礼者ヨハネ — Francisco de Zurbarán; Photo: Wmpearl / CC0 1.0
全景を使用。比例縮小以外の切り抜き・色補正はしていません。
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