1632〜1633年頃
34歳頃

幼い聖母

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
The Young Virgin / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
縫い物の手を止めた少女のそばに、小さな器や布が置かれています。幼い聖母の伝承を描きながら、17世紀のセビーリャの暮らしも入り込んでいる絵です。

何が描かれているか

少女の姿の聖母マリアが座り、ひざの上に縫い物を置いて上を見ています。左右には器や裁縫道具、足元には布の入った籠。上方のカーテンが開き、小さな天使たちが顔を見せています。

作品の見どころ

少女の手元だけでなく、その周りの何も置かれていない場所も見てみてください。器や籠は互いに離れているため、形がよく分かります。人を描く絵でも、一つずつ物を見せる静物画せいぶつがのような目配りが働いています。

制作背景

マリアが子どもの頃、エルサレムの神殿で祈りと縫い物に励んだという中世の伝承に基づきます。メトロポリタン美術館は、そこに当時のセビーリャの陶器や織物が描かれている点も説明しています。遠い聖なる物語に、身近な道具が橋を架けています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
目録番号
27.137

出典・画像について

出典:メトロポリタン美術館 作品解説(2026-10-17 確認)
画像:Francisco de Zurbarán《幼い聖母》/幼い聖母 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
全景を使用。比例縮小以外の切り抜き・色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。