受胎告知(ウッチェロに帰属)
画家 パオロ・ウッチェロ →The Annunciation / アシュモレアン美術館(オックスフォード)
天使の衣が波打つ横で、青い柱廊が奥へ開きます。金色の世界に、立体的な部屋が組み込まれています。
何が描かれているか
左の天使が、書物を手にしたマリアへ受胎を告げています。上には父なる神と天使たち、右には青く塗られた柱廊。金色の背景と、室内へ続く入口が同じ一枚の中にあります。
作品の見どころ
天使の長い衣やマリアの裾は、柔らかな線を描いて広がります。その一方で、柱や梁は硬い角を作り、奥行きを示します。流れる布と動かない建物を見比べると、装飾的な美しさと空間への関心を一緒に味わえます。
制作背景
アシュモレアンの調査紹介は「ウッチェロに帰属」と表記しています。制作年にも1420年頃と1430年代初めの説があり、確定できません。技術研究では、手前の尖ったアーチが、下描きでは丸い形だったことが報告されています。絵の下にも、建物を考え直した跡が残っているのです。
出典・画像について
画像:Paolo Uccelloに帰属《受胎告知(ウッチェロに帰属)》/受胎告知(ウッチェロに帰属) — Paolo Uccelloに帰属 / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
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