サン・ロマーノの戦い:ミケロットの反撃
画家 パオロ・ウッチェロ →La Bataille de San Romano : la contre-attaque de Micheletto Attendolo da Cotignola / ルーヴル美術館(パリ)
槍が立つ、傾く、前へ伸びる。その向きの違いだけでも、騎馬の一団が動き出す気配を感じられます。
何が描かれているか
中央の黒い馬に乗る指揮官を囲んで、甲冑姿の騎士が密集しています。フィレンツェ側の味方、ミケロット・アッテンドロ・ダ・コティニョーラが反撃に動く場面。ロンドン、フィレンツェ、パリに分かれた三点のうちの一つです。
作品の見どころ
左では槍が横や斜めへ伸び、右では縦の線が密に並びます。馬の頭や脚も、正面、横、斜めと向きを変えます。大勢の人物を一度に読み解こうとせず、線がどちらへ進むかを見ていると、重なりの中から動きが現れます。
制作背景
連作はバルトリーニ・サリンベーニ家の邸宅のために注文されたと考えられ、後にメディチ家へ移りました。ルーヴルの現行目録は1450〜1475年という幅を示し、他の二館の早い年代とは一致しません。制作順や当初の並べ方も確定していないため、三点を一つの確かな年表に押し込まずに紹介しています。
出典・画像について
画像:Paolo Uccello《サン・ロマーノの戦い:ミケロットの反撃》/サン・ロマーノの戦い:ミケロットの反撃 — Paolo Uccello / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
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