1435〜1440年頃
40歳前後(推定)

サン・ロマーノの戦い:騎士の落馬

画家 パオロ・ウッチェロ →
Battaglia di San Romano / ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
馬の腹、倒れた身体、ぶつかる槍。戦いの激しさが、奥行きを試す形の連なりにもなっています。

何が描かれているか

中央で騎士が馬から落ち、手前には倒れた馬や甲冑が重なっています。1432年のサン・ロマーノでのフィレンツェ側の勝利を記念する三点の一つ。所蔵館は、ベルナルディーノ・デッラ・カルダの落馬を描いた場面と説明しています。

作品の見どころ

手前の馬を、頭から胴、脚へと辿ってみてください。身体を斜めに置くことで、平らな板に厚みと距離が生まれます。立ち上がる馬の背後では槍が林立し、遠くの畑では小さな人や動物が動いています。大きさも向きも違う形を探すと、絵がゆっくり解けていきます。

制作背景

注文主はフィレンツェのリオナルド・バルトリーニ・サリンベーニで、初めからメディチ家の注文だったわけではありません。甲冑などには金属箔が使われ、現在とは違う輝きがあったと考えられます。制作年代は館の1435〜1440年頃を採用し、他の二点と同じ年には揃えていません。

作品情報

材質・技法
板にテンペラ
所蔵
ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
目録番号
1890 n. 479

出典・画像について

画像:Paolo Uccello《サン・ロマーノの戦い:騎士の落馬》/サン・ロマーノの戦い:騎士の落馬 — Paolo Uccello / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
取得画像の全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、表示用の縮小派生も全景を保持します。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。