一枚の壁で、神が何度も姿を現します。動物から人間の創造、禁断の実へ、物語が上下に続きます。
何が描かれているか
上の半円形には動物とアダムの創造、下にはエヴァの創造と原罪の場面があります。同じ人物を繰り返し描き、出来事の前後を一つの場所に並べる方法です。ここでは上下二段の現存部分をまとめて紹介しています。
作品の見どころ
左上の動物たちを見てから、岩の面や下段の果実を辿ってみてください。大きく単純化した形の中に、生き物や植物への細かな関心が見えます。物語を読む楽しさと、形を一つずつ見つける楽しさが重なる壁画です。
制作背景
「緑の回廊」の創世記連作に属します。文化省目録は、1425年頃と1431年頃の年代説に加え、協力者の関与や、本人は下描きを担ったという説も紹介しています。下部の大きな欠損や淡く残った色は、長い年月と被害を経た現在の姿。すべてを本人の筆と決めずに見る作品です。
作品情報
所蔵
サンタ・マリア・ノヴェッラ美術館(フィレンツェ)
作者帰属
ウッチェロとされるが、協力者の関与などに異説
出典・画像について
画像:Paolo Uccelloとされる(協力者の関与などに異説)《創造と原罪》/創造と原罪 — Paolo Uccelloとされる(協力者の関与などに異説) / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
上下二段の現存壁画全体。年代と作者帰属に異説があり、協力者の関与を断定できません。取得画像の全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、表示用の縮小派生も全景を保持します。 表示では作品の外側の壁・撮影背景だけを輪郭に沿って透過しています。作品内の色や全場面、額縁を保ち、元画像の画素は変更していません。
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