赤い服と白い犬が、暗い森の奥へ吸い込まれていきます。木々の間の暗がりまで、辿ってみたくなる絵です。
何が描かれているか
馬に乗る人々、徒歩の狩人、犬や獲物が、横長の森に広がっています。手前では大きい姿が、奥へ行くほど小さくなり、中央の暗い場所へと集まります。にぎやかな狩りでありながら、夜の森の深さも感じられます。
作品の見どころ
細い木の幹は縦に並び、地面の枝や槍は奥へ向かう手掛かりになります。その中で赤い服と明るい犬が点々と続き、広い絵の中を目が動きます。遠近法の仕組みを知らなくても、身体ごと森へ引き込まれる感じを楽しめる作品です。
制作背景
所蔵館は1465〜1470年頃とし、邸宅の室内装飾のための絵と説明しています。注文主や具体的な設置先は分かっていません。実際の夜の狩りをそのまま記録したというより、遊びや象徴を含む趣向とされます。木の葉には金の痕跡もあり、灯火の下では今と違う輝きがあったのでしょう。
出典・画像について
画像:Paolo Uccello《森の狩り》/森の狩り — Paolo Uccello / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
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